FANNI LEMMERMAYER ファニ レママイヤー レメメイヤー レママイヤー アルパカ クルーネック カーディガン レディース ウィメンズ

「高級ニットほどタンスの肥やしになりがち」説を覆す

1877年、オーストリアで誕生したFANNI LEMMERMAYER（ファニレママイヤー）。
服好きの方、ニットに詳しい方なら誰もが知る世界的超高級ニットの一角を担うブランドだ。
長きにわたり、このブランドが唯一無二だとされてきた理由。
それは、アルパカ100%のリンクス＆リンクスを専門としていること。

成長する過程で1度だけ刈り取られるアルパカの毛。
言わずと知れた超高級素材だが、レママイヤーでは特に品質の優れた毛だけを厳選している。
それは通常のアルパカに比べても細く、柔らかいから、シルクの様な艶と滑らかな肌触りを楽しむことができるのだ。
しかも、カシミアよりも保温性も保湿性も高く、強度はウールの5倍。
おまけに内部に空洞があり、暖かい空気を溜めるのに熱くなると余計な熱を発散してくれるという優れもの。

もちろん、単にアルパカの毛で編んでいるという訳ではない。
ファニレママイヤーの最大の特徴が、リンクス＆リンクス。
別名パール編みと呼ばれ、表裏がなく、縦横に伸縮性と強度がある特殊な編み方。
特徴的なのは、肌の上に空気の層を作ってくれるから夏は涼しく、冬は暖かいこと。
おまけに発汗性も高く、匂いがつきにくい。

実際に着てみると、その差は歴然。
私自身、レママイヤーを着る様になってから7年くらい経つのだが、着心地がとにかくいい。
個人的な感想だが、ニットとは思えないほど滑らかでツルツルしている。
チクチクしづらく、美しい艶にウットリしてしまう。

それだけでも他のニットとは全く違うのだが、さらに驚いたのはケアのしやすさ。
7年間、気を付けたことは洗濯するときにドライコースで洗濯したことのみ。
そもそも、家で洗濯している時点で対して気は使っていない気はする。
それなのに、全く毛玉ができていないのだ。
縮みも、毛羽立ちもない。

高級なニットほど着る機会を失うのは私だけだろうか。
一目惚れして買うものの、なんとなく洗濯が面倒だったり、着るのに気を使ったりでそのうち出番を失ってしまう。
ダメージを恐れるあまり、リッチなタンスの肥やしになることも珍しくない。
でも、コレは違う。
高級ニットであることは間違いないのだが、着てもダメージを受けにくいし簡単に洗濯できるから、ガンガン着ることができるのだ。
もちろん、美しい艶や高級感は保ったまま。

細部だって抜かりない。
フロントのボタンは、まるで芸術品の様な貝ボタン。
裾と袖口の眺めのリブも使いやすい。

レママイヤーと言えば、カラフルなストライプのニットを思い浮かべるかもしれないが、今回の別注はソリッドカラー。
私たちにとってレママイヤーは毎日の様に気軽に着ることができる高級ニット。
一目惚れではなく、着る度にその良さを実感できる存在。
だから、あえてどんなコーデにも合わせやすいソリッドが使いやすい。

カラバリはベーシックなNAVYやCAMELに加え、ビビッドなGREENとBLUEをラインナップ。
レママイヤーらしい発色の良さも実感できる。

着れば着るほど、もっともっと好きになるレママイヤー。
決して安くはないけれど、心から”良いもの”と思える一品です。