生食ではなかなか食べられない品種です。
ビルベリーは、ブルーベリーの野生種で、花も果実も小さく葉も小さい点が特徴です。
完熟果は皮だけでなく、果肉も青紫色です。
実は、甘味が少なく酸味がきいた、爽やかな味わいが楽しめます。
また、目に良いとされるアントシアニンが豊富に含まれています。

生食での流通が少ない理由は、輸送の困難さにあります。
実が柔らかく汁が出やすいので、輸送に向いておらず市場にはあまり出てきません。
主にジャムやジュースに加工されています。
生食で食べられるのは、家庭菜園ならではの醍醐味の味です。
秋は実だけではなく、美しい紅葉を楽しめます。
苗の生長を見守りながら、紅葉や収穫を楽しんでください。
※ビルベリーと呼ばれる中に数種ありますが、一般的に「ビルベリー」というとVacciniummyrtillusをさすと言われています。
※本商品は、日本国内でビルベリーの名前で流通している国産の苗木で、北欧産ではございません。


学名：Vacciniummyrtillus
タイプ：ツツジ科スノキ属耐寒性落葉低木
別名：ブレーベリー、ヨーロッパブルーベリー、ホワートルベリー、ウィンベリー
開花時期：4月中旬～5月中旬
花色・花形：白色、釣鐘状
収穫時期：8月上旬～9月上旬
果実の大きさ：5mm程度
平均糖度：15度程度
結果年数：1～2年
自家結実性：1本でなる(自家結実性あり)
耐寒性：強い
耐暑性：やや弱い
耐乾性：弱い
病害虫：ほとんどつかない
植栽適地：東北地方～九州の高冷地

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を選びます。
ただ、乾燥に強くありませんので、西日の強い場所は避けます。

■水やり
ツツジ科の植物は、根が浅くて水切れしやすいです。
土の表面が乾いたら、たっぷり与えます。
冬場は、控えめでも大丈夫ですが、夏場の乾燥には注意が必要です。
特に実がなっている時に乾燥させてしまうと、実がしぼんで落ちてしまうので注意します。

■肥料
3月上旬の発芽前に、玉肥を鉢のふちに押し込むように施します。
追肥として6月上旬ごろ、即効性の化成肥料を施します。

■用土
弱酸性の土を好みます。
鉢植えの場合は、3月ごろ市販の培養土に4割ほどビートモスをまぜます。
ブルーベリーの専用土を利用しても良いでしょう。

■仕立て方と剪定
基本的にはあまりいじらず、自然に任せます。
株立ちのブッシュ仕立てが適しています。
剪定は1年目のシュートや3年未満の若い枝についた花芽は、株を充実させるために切り戻します。
4年目以降主幹になる枝を5本ほど選び、それ以外の不要な枝は株元から切り落とします。

【お読みください】
落葉樹ですので、秋から4月頃までは葉の無い状態での出荷となる場合があります。
出荷タイミングにより、苗の大きさは多少大きくなったり小さくなったりしますが、生育に問題が無い苗を選んで出荷します。
植物ですので多少の葉傷み等がある場合もございますが、あらかじめ、ご了承下さい。

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