大きな星形の花形、神秘的なエメラルドグリーンの花色、そして細長い茎が魅力的な植物です。
花の中心は濃紫の斑が入っており、そこから伸びる蕊(しべ)の黄色がとてもよく映えます。

花付きがよく、株を覆うように咲き乱れる花姿は、この種でしか見れない、独自の魅力があります。
また、夜になると花は閉じ、日が当たるとぱかりと開く様子も面白く、見ていて飽きないお花です。

学名：Ixia spp.
タイプ：アヤメ科イキシア属
原産地：南アフリカ
別名：槍水仙(ヤリズイセン)
英名：African corn lily
開花時期：4～5月
花色：エメラルドグリーン
草丈：50～80cm
耐寒性：普通
耐暑性：強い

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりのよい場所で育てます。
日光不足になると茎が軟弱になり、倒れやすくなるので、半日陰～日陰の環境は避けましょう。
厳寒期に入ると、地域によっては冷害を受けるおそれがあります。
夜間に水が凍るような気候の際は、玄関内に鉢を取り込んでおきましょう。

■用土
腐植質の土壌を好みます。
市販の草花用培養土を使用しますが、腐葉土やピートモスなどが3～4割入ったものが理想です。
鉢植えの場合、鉢底石を入れて水はけをよくしましょう。
長く伸びて生長するため、鉢が細い・小さいと風で倒れてしまいます。
直径18cm以上、深さ15cm以上の鉢が良いでしょう。

■水やり
土の表面がよく乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらい、たっぷりと水やりしましょう。
特に発芽後の1か月はたっぷりと水を与え、根張りをよくしましょう。
花後の40日間が、一番球根が肥大化しますので、葉が緑色の間は土を乾かさないように水やりしましょう。
25℃程度の気温が続いたら、葉が黄ばみ始めます。
ここから徐々に水やりの量を減らし、葉が完全に黄色くなったら水を断ち、休眠させましょう。
鉢の土が乾いたら、球根を掘り上げて、ネット袋などに保存しましょう。
地植えの場合は、葉が6割ほど黄ばんだ時点で彫り上げ、日陰で2週間ほど乾燥させましょう。
個の工程を行うことで、青カビの発生を抑制できます。

■肥料
塩分を含む肥料が根に当たると、根焼けを起こしてしまいます。
元肥として土中に肥料は入れず、発芽後に置き肥の緩効性肥料を適量施しましょう。
葉が緑色の間は、月に2～3回を目安挿に、液肥を適量施してください。

■植え付け・植え替え
植え付けの適期は10月です。
直径18cmの鉢に、5～6球が目安です。
3～4cmほどの土がかかる深さに植え、5℃くらいの冷たい水をたっぷりと与えることで、発芽・発根が促進されます。
地植えの場合は、11月中～下旬ごろが適期で、南向きの日当たりの良い場所に植えましょう。
5cmほどの土がかかる程度の深さに植え込み、球根はそれぞれ10cmほどの間隔を空けましょう。

■花がら摘み
一番上についた花が咲き終わったら、花柄の付け根から切り落として結実を防ぎましょう。
放置すると、結実して球根の栄養が取られてしまいます。

【お読みください】
球根は生ものですのでお届け時には、球の大きさなど掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
球根の状態を確認し、問題が無い事を確認して出荷しております。商品到着後は早めの植付けをお願いします。
商品到着後、お客様による1か月以上保存後の球根品質劣化には返金などの対応はしておりません。ご了承ください。

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