夏の盛りに、一面を真っ白な花で覆いつくす花です。
花付きがよく、生育旺盛なので、アーチやフェンスに絡ませることで、より見栄えある花姿が鑑賞できます。
花からは芳香がするので、見た目、香りともに楽しめます。

仙人草という名前は、花が終わった後の種子が、白いヒゲをたくわえた仙人のようであることから名付けられました。
この種子にも観賞価値があるので、花が終わった後もそのままにして、仙人と例えられるユニークな見た目をお楽しみください。
★仙人草には毒性があり、茎の切り口から出る白い液や、濡れた花粉を触ると、かぶれることがあります。
手入れのさいは、必ず手袋を着用し、小さなお子様、ペット等の近くに置かないよう、注意してください。

学名：Clematisterniflora
タイプ：キンポウゲ科センニンソウ属耐寒つる性落葉多年草フラミュラ系・新枝咲き・強剪定
原産地：日本、台湾、中国、朝鮮半島
別名：馬の歯落とし(ウマノハオトシ)、馬歯欠(ウマノハコボレ)、牛食わず(ウシクワズ)
英名：SweetAutumnClematis
開花時期：8～9月
花径：2～3cm
花色：白
草丈：3～4m(つるの長さ)
耐寒性：強い
耐暑性：普通

【花木・多年草・宿根草苗に関してのご案内】
花木・多年草・宿根草は開花時期以外は、剪定後の花の無い葉だけの状態、または地上部の無い状態で出荷致します。落葉樹は秋から春の落葉時期は、葉が無いか葉が傷んだ状態で出荷します。そのまま植え付けて頂くと、生長時期に大きく育ち、枝数・花数が増えていきます。ご了承ください。

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たり、風通しが良い場所を好みます。
夏場の強い直射日光は苦手とするので、夏場は半日陰程度の場所で管理しましょう。

■用土
水はけと保水性が両立した、pHが6?7.5の中性の土壌を好みます。
過湿にも乾燥にも弱く、注意が必要です。
クレマチス用の培養土を使用するとよいでしょう。

■水やり
鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いたら、鉢底から出るまで、たっぷりと水を与えてください。
特に夏は乾きやすいので、1日に2回水やりが必要になることもあります。
地植えの場合は、根が活着してしまえば、基本的に水やりは必要ありません。
ただし、晴天が長期間続いたり、葉がぐったりとしおれるようなときは、たっぷりと水やりしてください。
なお、鉢植えでも地植えでも、つぼみの時期から開花中は、多くの水を欲しがるので、水切れに注意してください。

■植え付け、植え替え
真夏、および休眠期を除いて、植えつけ、植え替えができます。
鉢植えは、鉢底の穴から根が見えてきたころが、植え替えの目安です。
なお、庭植えでも鉢植えでも、植えつけの際は、つるを1節分、土中に埋めて深植えするのが基本です。

■肥料
花付きが良いなら、特に施す必要はありません。
鉢植えの場合、春と秋に、2か月に1回のペースで緩効性肥料を適量施しましょう。
肥料は一回に与える量を多くしすぎたり、濃度を高くしすぎないように気をつけましょう。

■剪定・手入れ
開花前か、晩冬～早春が適期です。
開花前には、枯れた枝や弱っている枝を取り除きましょう。
夏場は、葉をたくさん剪定しないよう注意しましょう。
夏に葉の蒸散(葉から水蒸気を出して水分を逃がす)をいつも以上に行っており、このおかげでよく水を吸収できているのですが、夏場に葉が少ないと水の吸収量が減り、根腐れしてしまいます。

また、花後の種子は「仙人草」と言われる所以になっており、観賞価値があります。
花が終わっても剪定せずに、そのままお楽しみください。

■病気と害虫
病気は、立枯病、白絹病、うどんこ病、葉枯病、さび病などに、
害虫は、アオムシ、ナメクジ、アブラムシ、コガネムシ、ヨトウムシ、ハダニなどに注意してください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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