東南アジア～中国南部にかけて自生する、ラン科のお花です。
花は、まるで作り物のような複雑な形をしており、だからこそ左右対称のシンメトリーな姿が美しく、多くの愛好家を魅了しています。

開花時期が10～4月と、冬に楽しめる花ですので、花が少なく寂しい冬の情景の、ささやかな癒しとなってくれます。
耐寒性は10℃までと強くないので、冬場は室内で育てましょう。

学名：Paphiopedilum
タイプ：ラン科パフィオペディラム属非耐寒性常緑多年草
原産地：東南アジア～中国南部
別名：パフィオペディラム
開花時期：10～4月
花色：白
草丈：10～20cm
耐寒性：10℃まで
耐暑性：30℃まで

【花木・多年草・宿根草苗に関してのご案内】
花木・多年草・宿根草は開花時期以外は、剪定後の花の無い葉だけの状態、または地上部の無い状態で出荷致します。落葉樹は秋から春の落葉時期は、葉が無いか葉が傷んだ状態で出荷します。そのまま植え付けて頂くと、生長時期に大きく育ち、枝数・花数が増えていきます。ご了承ください。

【育て方】

■日当たり・置き場所
半日陰の涼しい場所を好みます。
初夏から初秋にかけては、直射日光の当たらない、明るい日陰で管理してください。
遮光率は60～70％が目安で、特に夏は株の周りを涼しくするよう、風通しを良くしましょう。
耐暑性も30℃までなので強くはないので、必要に応じて室内に避難させましょう。
また、耐寒性も10℃までと強くありません。
秋から春にかけては室内で管理し、直射日光が当たらない、明るめの室内で管理してください。

■用土
水はけと保水性を両立した土壌を好みます。
市販の洋ラン用培養土を使用するか、軽石8、バーク堆肥2の割合で混ぜた用土か、水苔を使いましょう。

■水やり
4～10月は屋外で管理し、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷり与えてください。
多湿にならないように注意し、梅雨などの長雨のさいは、軒下の雨が当たらない場所に避難させましょう。
冬は水を控え、乾燥気味に管理しましょう。

■肥料
液体肥料を中心に施しますが、
根への負担を減らすため基準の倍率よりも1.5～2倍程度薄くして施しましょう。
緩効性化成肥料や有機質肥料を施す場合も同様に、控えめに施してください。

■植え替え
4月頃の、花が終わったころが適期です。
鉢に根が詰まっているようなら、ひと回り大きな鉢に植え替えましょう。

■病気と害虫
病気は軟腐病に、害虫はカイガラムシに注意しましょう。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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