【PVP登録品種:品種名:アイユタカ／登録番号:第13879号／輸出制限あり:海外持出禁止】アイユタカは、「デジマ」と「長系108号」の交配品種で、「馬鈴薯(ばれいしょ)」のひとつです。
暖地向けで、デジマより多い収穫量を誇ります。
春秋二期作が可能で、特に秋は多くの収穫が見込めます。
目は浅く、まんまる・大ぶりのゴロゴロとした姿は見たが目よく、また剥いた実も淡い黄色で食用をそそります。
目が浅いうえに皮も薄いので、ピーラーでも剥きやすく、調理がしやすい点も嬉しいポイントです。
料理では、煮崩れしにくく、しかも普通のじゃがいもよりも火が通りやすく、味が染み込みやすい！
粉質と粘質の両方の性質を持っているため、ふきいもといった粉っぽさを楽しむ料理から、煮込み料理まで、幅広く使うことができます。
しっとりなめらかな食感なため、特にポトフといったスープや、ポテトサラダの料理用に好まれています。
さらに、じゃがいもの中ではビタミンC含有量が多く、栄養面でもうれしいじゃがいもです。
また、中心空洞といった内部異常が少ない点が特徴です。

【秋植えじゃがいもの特徴】
秋植えじゃがいもは、8月～9月に植え付け、約3ヶ月で収穫が出来ます。
春植えに比べて収穫量や大きさは落ちますが、芋のでんぷん価が高くなり、ホクホク感が増します。
秋植えは暑さで腐敗しやすいので、切らずにそのまま植え付けます。
内容：10kg(充填時)
※特性上、少しづつ水分が蒸発し軽くなっていきます。
※芋の大きさは選べません。大小MIXになります。
※種芋です。食用ではありません。
※お届け時に芽が伸びていることがありますが、植え付けには問題ありません。
※高温期につき腐敗する場合がありますので、到着後速やかに通気性の良いところに移してください。
※秋じゃがいもは夏場は芽が動きやすいのですが、芽かきをするとそこから芽が出ないことがありますので、このまま植え付けてください。

【代表的な秋植え品種比較】
デジマ：晩生で多収穫。皮がやわらかいので、皮ごと調理可能。秋作はやや粉質でポテトサラダがオススメ。
ニシユタカ：中生で粘質で煮崩れしにくいので、煮物向き。カレーやおでんがオススメ。
さんじゅう丸：中晩生で大きく多収穫。やや粘質で煮崩れしにくいので、煮物向き。肉じゃががオススメ。
アンデスレッド：中晩生で多収穫。ホクホク系で粉質で崩れやすく、じゃがバター、コロッケやポテトサラダにオススメ。
アイユタカ：中晩生で、デジマよりも多収穫。味が染み込みやすく、ホクホク系にも、粘質系にも対応できる幅広さが魅力です。

【育て方】

■植え付け
芽がよく出ている方を上にして、7～8cmほど土をかぶせます。株間は25cm程です。
プランターの場合は、深さ30cm程の深めのものを選びます。

■肥料
地植えの場合は、元肥として、窒素・リン酸・カリが8：8：8などの化成肥料
※pHは5.0～6.0が良いです。pHが高過ぎると、そうか病にかかりやすくなる為、石灰の施しすぎ(1㎡につき50gまで)に注意します。
プランターの場合は、市販の野菜用の培養土に元肥が含まれているので、肥料を足す必要はありません。

■追肥
1回目は、芽かきのタイミングで行い、2回目はつぼみが付いた頃に行います。

■芽かき
芽が10cmほどの高さまで生長したら、状態の良いものを1～2本残します。

■土寄せ・増し土
芋が日光に当たると緑化し、品質が劣化したり、ソラニンという毒素が増えて食べられなくなる原因となります。
また、増し土を行うことで大きなイモが生育するスペースを作ります。

・1回目
芽かきや追肥と同じタイミングで行います。
株の根本に新しい土を5cm程足します。

・2回目
つぼみがつき始めたら2回目を行います。
株の根本に新しい土を10cm程足します。芋が土から出ないようにしっかりと足します。

■収穫
花が咲き終わると、茎や葉が黄色く枯れ始めますので、収穫します。
※じゃがいもの芽や、緑色に変色した実の部分は、ソラニンという有毒アルカロイドを含むので注意が必要です。
※収穫後のじゃがいもを日当たりの良い場所にずっと置くと緑化するので、日の当たらない場所で保存します。

■春作での注意点
秋作で育てた後の休眠がやや長めな点が特徴です。
春作での植え付け後、芽が出るのが少し遅くなります。
穴なしマルチを使うと、芽が出る頃にはマルチ内が高温になり、芽焼けを起こしてしまう場合があります。
可能なら毎日芽が出ているか確認するか、穴のあいたマルチを使いましょう。

■病害虫
「デジマ」「ニシユタカ」「メークイン」には持っていない、ジャガイモシストセンチュウという害虫にも抵抗性を持っています。
一方で、そうか病、青枯病、疫病に弱いため、栽培には注意が必要です。

【お読みください】
登録品種(PVP)のため、営利目的の増殖は禁止されています。
商品には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
種芋の中には品種や生産地などにより下記の症状が見られることがありますが、いずれも生理障害で病気ではなく、そのまま植え付けても生育には問題ありません。
※タネイモの表面にシワがよっている。
※切った内部に空洞や黒～褐色の斑点がある。
※表皮が緑色がかっていたり、黒～褐色の斑点やシミのようなものがある。
※表皮にメロンのようなネット模様や裂け目、爪の形をした切れ目がある。
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