まだまだ流通の少ない観葉植物です。
発芽まで数ヶ月かかることもあり、生長も遅いため、種子や幼木は売っていても、ここまで大きなサイズはなかなか売っていません。
葉は青みがかった銀色で、角度によっては粉をまぶしたように光を反射する、美しい葉が特徴です。

見慣れたヤシの形に、珍しいメタリックな葉色の組み合わせは、誰がみても普通のヤシの木ではないと分かる、高貴な雰囲気が感じられます。
生長するとどんどん幹が太くなり、葉も手のひらのような扇状になります。力強い幹に、シルバーブルーの葉の組み合わせがいっそう魅力的に映ります。

学名：BismarckiaNobilis'Silver'
タイプ：ヤシ科ビスマルキア属非耐寒性常緑高木
原産地：マダガスカル
別名：ビスマルクヤシ
樹高：10～18m
耐寒性：0℃まで
耐暑性：強い

【育て方】

■日当たり・置き場所
風通しの良い場所を好みますが、寒風に当たらないように注意してください。
特に苗が小さいうちは、夏場の強い日差しで葉焼けするおそれがあります。
様子を見ながら、必要であればカーテンや、遮光ネットなどで遮光してください。
寒さには強くはないので、暖地以外は、冬場は室内に取り込みましょう。

■用土
水はけの良い土壌を好みます。
市販の観葉植物用培養土を仕様するか、赤玉土小粒6、腐葉土3、軽石1の割合で配合したものがよいでしょう。

観葉■水やり
・春～秋
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷり与えてください。
多湿にならないように注意しましょう。
・冬
気温が下がると生長が緩慢になり、水をあまり必要としなくなります。
土の表面が乾燥して2～3日経過してから、水やりを春～秋同様に行ってください。
土が湿っているが、葉が乾燥して弱っているときは、葉水が有効です。

■葉水
葉水は、乾燥を防ぐだけでなく、ハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

■肥料
春～秋の生長期に、緩効性肥料を2ヶ月に1回のペースで施してください。
化成肥料を施すことで、コバエの発生を防ぐことができます。

■植え替え
適期は5～6月です。
3～4年に1回を目安に、根がつまってきたら、鉢の植え替えを行ってください。
大きな鉢に植え替えすぎると、水を吸いきれずに土が湿ったままになり、根腐れしてしまいます。
今まで使っていた鉢の、一回り大きいサイズ程度の鉢を使用しましょう。

■剪定
適期は5～6月です。
枯れた葉、傷んだ葉、は剪定しましょう。
ヤシの木の剪定は、なるべくしないほうがよいとされていますので、強い剪定は控えましょう。

■手入れ
古くなった葉に、黄色い斑点が現れる場合があります。
これはカリウムが不足している生理現象で、病気ではありません。
このような兆候が見られたら、カリウムを含んだ肥料を適宜施しましょう。

■病害虫
病気は炭そ病、害虫はハダニ、アブラムシ、カイガラムシに注意してください。

【お読みください】
造花ではありません。生きている観葉植物です。
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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