「デザート(砂漠の)ライム」という名の通り、高温や乾燥に強い、育てやすい品種です。
オリーブのような細い葉に、柳のように垂れる枝は美しく、観葉植物のように鑑賞することもできます。
寒さにもある程度強く、関東以南であれば地植えで栽培することもできます。

実は最近話題の「フィンガーライム」の近縁種で、粒状の実がぎっしりつまった、プチプチとした食感が楽しめます。
ミカン科だけあって、柑橘系の風味と酸味がきいた、とても美味しい実です。
そのまま生食でも美味しく頂けますし、料理やスイーツのトッピングとしても優秀です。
育てやすく、初心者の方にもオススメです。

学名：Citrusglauca
タイプ：ミカン科デザートライム属非耐寒性常緑低木
原産地：オーストラリア
英名：DesertLime
開花時期：4～5月頃
花色：白色
花の大きさ：約2cm
収穫時期：6～7月頃
果実の大きさ：約13g
結実年数：2～3年
樹高：1～2m
自家結実性：あり(1本で実がなります)
耐寒性：-3℃まで
耐暑性：強い

【育て方】

■日当たり・置き場所
日光を好みますので、日当たりの良い場所で管理してください。
日当たりが良いと、果実がより美味しくなります。
耐寒性は-3℃とそこまで強くはないので、冬の北風の当たらない場所が理想です。
関東以南では地植えでの栽培が可能です。

■用土
水はけの良い、肥沃な土壌を好みます。
市販の果樹苗培養土を使用するか、赤玉土6、腐葉土4の割合で配合したものがよいでしょう。

■水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷり与えてください。
多湿にならないように注意しましょう。
地植えの場合は、根付いたら基本的に必要ありません。雨が降らない日が続いたら水やりをしましょう。

■肥料
花が付き始めるまでは、肥料は控えてください。
収穫量に応じて、徐々に施す量を増やします。
3月上旬、7月上旬に、追肥として即効性の化成肥料を適量施してください。
また、12月頃に寒肥として、有機肥料や、みかんの肥料を施します。
肥料がなくても育ちますが、実が実りにくくなります。

■摘果
花が多く咲きすぎると、養分が分散してしまい、実が甘く、大きくなりません。
葉10枚に対して花ひとつ程度になるまで、花を摘み取りましょう。
実を食べて、味が落ちている場合は花をより摘み取るなどして調節してもよいでしょう。

■剪定
適期は3月です。
枝が長すぎると花芽が多く付きすぎ、収穫に影響が出ます。
全体のバランスを見て、長すぎる枝、込み合っている枝などを中心に剪定しましょう。

■病害虫
ハダニやカイガラムシ、ハモグリバエ、アゲハチョウの幼虫などに注意してください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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