桑(クワ)の実としても知られるマルベリーは、甘酸っぱい味で、栄養価の高さからスーパーフードとも呼ばれています。
ビタミン、ミネラルが豊富なだけでなく、目やお肌にも良いとされ、ジャム、シロップ漬け、ドライフルーツなど、様々な加工品が市場に流通しています。
しかし日持ちしないため、実そのものの流通は少なく、ほとんど市販されていません。

苗木から育てれば、新鮮なマルベリーの実を生で食べることができます。
日本の気候に合っており、全国で育てることができ、しかも育てやすく、初心者の方でも大丈夫です。
ぜひご家庭で、新鮮なマルベリーの実を収穫してください。

学名：MoraceaeMorusspp.
タイプ：クワ科クワ属耐寒性落葉高木
別名：タゴワセ、オオカラグワ、桑の木、桑(くわ・クワ)
開花時期：春頃
収穫期：5～7月頃
結果年数：1～2年
樹高：1.5～3m
自家結実性：あり(1本で実がなります)
耐暑性：強い
耐寒性：強い

【育て方】
■日当たり・置き場
丈夫なので、多少日当たりが悪くても育てることができます。
収穫量を増やしたい場合は、日当たりの良い場所で管理してください。

■用土
水はけと水持ちを両立させた用土を好みます。
市販の果樹用培養土か、赤土土小粒7、腐葉土3の割合で配合したものがよいでしょう。

■水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷり与えてください。
地植えの場合は、根付いたら基本的に必要ありません。雨が降らない日が続いたら水やりをしましょう。
夏だけは、地植えでも水切れする場合があります。
様子を見て、乾燥しているようであれば、水やりしてください。

■肥料
やせ地でも育つ植物なので、特に肥料を必要としません。
しかし肥料を施すことで、よく生長し、収穫量を増やすことができます。
収穫量を増やすためには、3月と6月に化成肥料を適量施してください。
また12月には、油かすなどの緩効性の有機肥料を適量施してください。

■剪定
マルベリーは生長が早いので、毎年剪定するようにしましょう。
適期は6月ごろ、実を収穫してすぐと、12月です。
6月の収穫直後は、実をつけていた枝を、下から２芽ほど残し、切り戻してください。
7月には花芽がつきはじめますので、花芽がつきはじめたら、12月まで剪定は控えましょう。
12月は、その年に伸びた枝以外を、長さ50cmほどのところで剪定してください。

■病害虫
病害虫にとても強く、ほとんど心配ありませんが、実菌核病や、カミキリムシに注意してください。

■収穫
実が黒くなってから収穫してください。
また、実を間引くことで、実を大きくすることができます。
実をそのまま放置していると、小粒の実が大量についてしまいます。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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