【品種特徴】
アラータは、ウツボカズラの代表的な品種です。
最大の特徴はピッチャーとも呼ばれる捕虫袋で、大きく長い葉の先につるが伸び、そこから立ち上がるように捕虫袋がつく、とても変わった姿形をしています。
捕虫袋は緑色で、先端部に赤みを帯びています。
個体差が大きく、個体によって姿形が変わることがあります。
捕虫袋の平均サイズは10～15cmほどと、ウツボカズラの中でも比較的コンパクトなので、オフィスやリビングなどのインテリアグリーンにぴったりです。
また、虫を食べなくても十分に生長します。
捕虫袋や、葉の形状、全体的なシルエット、色合い、どれをとっても非常にユニークで、目につく存在感があります。
食虫植物の中では比較的育てやすく、初心者の方にもオススメです。

【ウツボカズラについて】
ウツボカズラは、食虫植物の代表的な植物で、約90種ほど存在します。
ヒョウタンのような姿形をしており、その袋の形や長さ、大きさなど、様々なバリエーションがあります。

学名：Nepenthes'alata'
タイプ：ウツボカズラ科ウツボカズラ属半耐寒性常緑多年草
原産地：東南アジア
別名：靫葛、アラタ、アラータ・アカネ、ヒョウタンウツボカズラ
英名：Wingednepenthes
草丈：30～60cm
耐寒性：15℃まで
耐暑性：強い

【育て方・管理方法】

■日当たり・置き場所
高温多湿を好みます。
適温は25～30℃で、湿度は80％以上で管理すると生育が良くなります。

四季がある日本では、その季節によって置き場所を変える必要があります。
・春～秋で気温が20℃以上なら、屋外の、日当たりの良い場所で管理してください。
・夏は、風通しがよく直射日光が当たらない、明るい日陰か半日陰で管理してください。
寒冷紗やカーテンなどで、30～50％程度遮光すると良いでしょう。
・冬は室内に取り込み、ガラス越しに日光を当てて管理してください。
湿度を保ちながら、気温は15℃以上を維持させてください。

また、アクアリウム用の水槽にガラスふたをして、水草育成用の照明をつけることで、室内でも年間を通して管理することができます。

■用土
水はけの良い、酸性の用土を好みます。
水苔や、市販の食虫植物用の用土、または、赤玉土小粒6、軽石小粒2、ピートモス2の割合で配合したものがよいでしょう。

■水やり
春～秋の間など、生長している間は土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりしてください。
気温が低い冬などに、生長が止まったら、水やりを控えてください。
一週間に1～2回程度、水やりをするようにしましょう。

■葉水
葉水は、乾燥を防ぐだけでなく、害虫を予防する意味もあるので、季節を問わず、霧吹きなどで葉水をするようにしましょう。
葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭くと良いでしょう。

■肥料
基本的に肥料は必要ありません。
また、虫を与えなくても育ちます。
肥料を施しすぎると、捕虫袋が小さくなったり、葉が黄色くなることがあります。

■剪定
適期は5月頃です。
枝がたくさんつくと、栄養が分散してしまい、捕虫袋ができにくくなります。
放置すると樹形のバランスも悪くなりますので、切り戻しを行ってください。

■病害虫
カイガラムシ、アブラムシなどに注意してください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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