黒椿は江戸時代から伝わる、由緒ある園芸品種です。
黒が強い真紅の花色に、中輪の八重咲きが見事です。
真紅の花弁、しべ(蕊)の黄色、葉の緑の組み合わせがよく映え、和風のお庭によく合います。

学名：Camelliajaponica
タイプ：ツバキ科ツバキ属耐寒性常緑低木
花期：3～5月頃
花色：赤
樹高：2～4m
耐寒性：強い
耐暑性：強い

【花木・多年草・宿根草苗に関してのご案内】
花木・多年草・宿根草は開花時期以外は、剪定後の花の無い葉だけの状態、または地上部の無い状態で出荷致します。落葉樹は秋から春の落葉時期は、葉が無いか葉が傷んだ状態で出荷します。そのまま植え付けて頂くと、生長時期に大きく育ち、枝数・花数が増えていきます。ご了承ください。

【育て方】

■日当たり・置き場所
日向～日陰までで育てることができますが、西日が強く当たる場所は避けてください。
また、冬に冷たい風に当たると、蕾の落下や枯れ込む原因となるので、冬の北風が当たらない場所で管理してください。

■用土
水はけがよく、有機物の多い弱酸性の土壌を好みます。
市販の花木用培養土を使用するか、赤玉土中粒1、鹿沼土中粒1、完熟腐葉土またはバーク堆肥1の比率で混ぜたものがよいでしょう。

■水やり
鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
特に開花期の株は、花弁を広げるために水を必要とするので、たっぷりと与えましょう。
庭植えで植えつけてから2年以上たつ株は、基本的には水やりの必要はありませんが、雨が少なく土の表面が乾くようなときは、たっぷりと水やりしてください。

■肥料
庭植えは2月に、有機質肥料を寒肥として株元の周辺に埋めてください。
鉢植えは3月に、化成肥料を株元に追肥しますが、開花中だった場合は、花が咲き終わってから追肥してください。
土のアルカリ性が原因で、葉が黄色くなり、生育が悪くなる場合があります。
その場合は、生理的酸性肥料(硫酸アンモニウムなど)を施すと、肥料成分が吸収されたあとに酸性の成分が土に残るため、土が酸性寄りになり、樹勢の回復が期待できます。

■植えつけ・植え替え
庭植え、鉢植えともに、適期は春か秋ですが、ポット苗なら根鉢を崩さないように植え付ければ年中可能です。
庭植え、鉢植えともに、植え穴または鉢底に、有機質肥料か緩効性化成肥料を元肥として入れてください。
建物や塀の基礎、コンクリートブロックなどの影響で、土がアルカリ性になる場合があります。
そのような場所は避けるか、水はけがよく有機物を多く混ぜた土で盛り土をし、高植えにすると良いでしょう。

■病害虫
病気は花腐菌核病、すす病に、害虫はチャドクガ、カイガラムシに注意してください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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