気品ある花姿から「花木の女王」とも呼ばれるシャクナゲ。
元は山地に自生する高山植物で、栽培が難しかったのですが、これを欧米で品種改良し、栽培を容易にしたもののひとつが、西洋シャクナゲです。

鮮やかなピンクの花弁(花びら)が美しく、ウェーブがかった花弁が優雅です。
枝の先に集まって咲くので、非常に見栄えがよく、背が低くても目を引く存在感があります。
耐病性も強く、初心者の方にも向いています。

学名：Rhododendron spp.
タイプ：ツツジ科ツツジ属常緑低木
別名：ロードデンドロン
英名：Rhododendron
開花時期：3～5月
樹高：30～1.5m
耐寒性：強い
耐暑性：やや弱い

【花木・多年草・宿根草苗に関してのご案内】
花木・多年草・宿根草は開花時期以外は、剪定後の花の無い葉だけの状態、または地上部の無い状態で出荷致します。落葉樹は秋から春の落葉時期は、葉が無いか葉が傷んだ状態で出荷します。そのまま植え付けて頂くと、生長時期に大きく育ち、枝数・花数が増えていきます。ご了承ください。

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりのよいところを好みますが、強い西日の当たる場所は嫌います。
夏場は、半日陰か、日陰の明るい場所で管理してください。

■水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底の流れ出るくらいたっぷり与えてください。
地植えの場合は、根付いたら基本的に必要ありません。雨が降らない日が続いたら水やりをしましょう。

■用土
水持ちと水はけを両立させた、酸性の土壌を好みます。
市販のシャクナゲ用の用土を使用するか、腐葉土2、鹿沼土2、ピートモス1の割合で配合したものがよいでしょう。

■肥料
樹木の健康維持と開花を良くするために、年に3回施すのが良いです。
花後の5～6月(お礼肥)と、9月末～10月、2～3月(寒肥)に施します。
根の先端から肥料成分を吸収しますので、枝の先端ぐらいの地面に深さ10cm程度の穴を掘って、有機肥料か緩効性肥料を施してください。

■病害虫
灰色かび病、アブラムシ、ハダニ、グンバイムシに注意してください。

■植え替え
適期は5～10月です。
2年に1回のペースを目安に、一回り大きい鉢に植え替えてください。

■剪定
適期は、5月下旬～6月上旬です。
基本的に枝数が少なく、自然樹形で整いますので、ほとんど必要ありません。
花が咲かない枝や、内側に伸びる細かい枝を切る程度です。

■花がら摘み
花が終わったり、しぼんできたらすぐに花茎の基部から花がらを摘み取ってください。
摘み取らないと、新しい枝が伸びるのが遅れ、花芽の生育が悪くなったり、花が咲かない場合があります。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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