DAVOSA(ダボサ)は1861年、創業者のAbel Frederic Hasler(アーベル・フレデリック・ハスラー)氏によって彼の兄弟二人とスイス・ジュネーブにて設立されたHasler社による機械式時計メーカーです。彼の息子6人も時計職人となり以降、堅実な家内工業的な時計メーカーとして知る人ぞ知るブランドとなっていきます。1930年代の大恐慌時代にも堅実な経営で危機を乗り切り、1940年代にはアメリカにも進出する様になります。以降、1970年代のクォーツショックも乗り越え、さらに1980年代後半からの機械式時計の復刻ブームにより、機械式時計専門のメーカーとして再度注目を浴びる事になります。現在も創業から変わらず、生産拠点をスイス・ジュネーブに置き、生産される機械式時計はコストパフォーマンスだけでなく、機能やデザインにも優れているのが特徴となっています。ダボサ DAVOSA Vigo Chronograph 161.476.14 腕時計スイスに拠点を置くHasler社。1993年にHasler & Co S.A.が1960年台からドイツ市場で活発な活動をしていた時計代理店：Bohle GmbHと協力を始め「ダボサ」ブランドが始まりました。2000年にコリンナ・ボウル（Corinna Bohle）が戦略的なブランド展開の責任を引き受け、現在マーケティングと流通の両方がドイツで管理されています。ダボサデザインの特徴はさらに洗練され、ブランドとしてのクォリティーは新たに専門的なサプライヤーを得たことで最大限に引き出されました。今日、ダボサブランドは国際的に存在感を放ち、機械式時計の分野において欠くことのできない存在となっています。