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新たに入手したヴィンテージを元に、2023年春のスペシャルエディションとして復刻される最新作。龍の身体には2種類のミントグリーンの色糸を使い分け、虎の身体は白をベースにイエローとブラックの色糸で縞模様を表現しており、このような刺繍の描写はとても珍しい。
龍の鬣(たてがみ)や虎の舌を赤い色糸でアクセントとしつつ、龍の持つ宝珠やJapanの文字に同系色のピンクを使うことでコントラストを中和させた絶妙な配色。
当時の職人の癖によるものか、通常よりも細かい振り幅で刺繍が緻密に重ねられており、その振り幅や針足に至るまで、ヴィンテージの特徴的な刺繍を完全再現している。
リバーシブル面は、岩場から今まさに飛び発とうと翼を広げる鷲の絵柄。程よくデフォルメされた鷲の表情や、波頭が崩れる瞬間をとらえた海の描写は見事で、そこに富士山や松など多くのモチーフが詰め込まれており、刺繍の余白が少ない豪華なデザインとなっている。
淡い色糸を基調とした表面とは対照的に、こちらはブルーのアセテート生地に映える発色の良い色糸を使用。その鮮やかな刺繍に合わせ、袖のパイピングにレッド、リブにイエローを差すことで全体のアクセントとしている。
両面とも主役級の絵柄で構成されたリバーシブル仕様となっており、スカジャンの本家「港商」の名を冠するに相応しい逸品。
“KOSHO & CO.” SPECIAL EDITION
テーラー東洋のコレクションの中でも特に厳選した逸品をディテールにこだわり再現するのが、このスペシャルエディション。
横振り刺繍で緻密に描かれた図案はもとより、アセテート生地の打ち込みを調整してヴィンテージと遜色なく仕上げ、ウールリブも旧式の横編み機を使用して1着ずつ編み上げている。
リバーシブル仕様のファスナーについても50年以上前のファスニング機械を再稼働させ、当時と同じ手曲げのものを再現。
テーラー東洋の前身である港商(こうしょう)商会のラベルを使い、ヴィンテージスカジャンの最盛期を彷彿とさせる仕上がりとなっている。
※ テーラー東洋の2023年春夏モデルは2023年1月から3月頃にかけて順次入荷を予定しております。
納期:1月~3月
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スカジャンブランド「TAILOR TOYO」(テーラー東洋)世紀取り扱い店。
半世紀以上スーベニアジャケットを作り続けてきた「TAILOR TOYO」(テーラー東洋)
スーベニアジャケット(スカジャン)の歴史の始まりは1940年代後半。
戦後間もない当時、GHQによる経済活動の活発化を目論んだ政策として、日本の経済界を牛耳っていた一握りの財閥解体が行われた。
それによって誕生した会社のひとつが、生地などの輸出入を行っていた港商(港商商会)。
東洋エンタープライズの前身の会社である。
戦後の混乱の中、銀座界隈には米軍将校を相手とした露店が並び、そこで売られていた着物や帯など日本の伝統品を土産物として欲しがる米兵たちで溢れかえっていた。
露店街に集まる米兵たちの姿を目の当たりにし、港商の社員が考案したのがオリエンタルな刺繍を施した土産物としてのジャンパーだった。
アメリカ人に親しみやすいベースボールジャケットを模し、刺繍は桐生や足利の職人に依頼。当時は戦後の物資統制で絹糸の入手が難しく、生地はシルクに似たアセテートを使用した。
港商はそれを露店に向け販売し、瞬く間に人気を博す。
やがてそのジャケットはPX(米軍基地内の売店)の買い付け担当者の目にとまって日本各地の基地に納入され、その人気は海外の米軍基地にまでも及んだ。
当時の納品伝票には、“SOUVENIR JACKET”という商品名が記されており、このジャケットが後に「スカジャン」と呼ばれるようになる。
スカジャンの全盛期とされる1950年代、港商は納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。
本サイトでは、港商から始まり長年にわたってスカジャンを作り続けてきたテーラー東洋(東洋エンタープライズ)が所有するヴィンテージ資料の一部を定期的に公開していき、その魅力を集約して紹介する。