似顔絵は10年たった今でも宝物

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似顔絵にまつわる数々のエピソード。一枚の似顔絵が出来上がるまでには十人十色の物語があります。

帰省したときに姪が描いてくれた似顔絵

11年程前のお正月休み、実家に帰省したときのことです。

当時4才になったばかりの姪はお絵かきが大好きでした。
初孫とういこともあり、実家の壁には隙間なく姪が描いた絵が飾ってありました。
2才ぐらいからひたすら絵を描きまくっていたのですが、かなり上達した様子がわかりました。

主には自分や祖母(私の母)、祖父(私の父)とパパやママの絵が多かったのですが、かなり活き活きとした表情と身体全体が描かれていたので、思わず見とれてしまう程でした。
それで、ちょっと『わたしも描いてほしいなぁ…』ともらしたところ、『いいよ!』と快諾。

さっそく広告の紙を用意し、クレヨンを握りしめ、私のことをじーっと観察し始めました。
すぐに『○○ねーちゃんの顔は…』とすんなり描き始めました。
本当は叔母ですが、私もまだ28才だったのでお姉ちゃんと思ってくれたようです。

次に『う〜ん、髪の毛は黒じゃなくて、茶色かな?』と。

洋服はその時に着ていた黄緑。
そしてズボンは履いていたジーンズを描こうとしたけど色がわからないということで黄緑。
『なんかパジャマになっちゃった…』と苦笑いしていましたが、出来上がった作品は見事でした。

その年齢でしか描けないであろう感性で、きちんと私の似顔絵を描いてくれたのです。
広告の裏に描いたのがちょっと残念でしたが、その絵は額に入れて11年経った今でも私の部屋に飾っています。

また、あまりにもよく特徴を捉えているので、自分の個人用名刺にもキャラクターとして使っています。とても印象的なので皆さんに好評です。

そんな、4才の姪が描いてくれた似顔絵は10年たった今でも宝物です。

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