ディクタムナスは、グリーン～ローズピンクと変色するガクに、ピンクの小さな花が咲くオレガノです。
ハーブのオレガノではなく「花オレガノ」として、お花やガクを鑑賞して楽しむ品種です。

オレガノの中でも、特に葉が美しいことで知られています。
葉形は丸く、シルバーの綿毛に覆われています。
感触は柔らかく、こんもりと茂る様子がとてもかわいく、人気品種となっております。
ロックガーデン、庭植え、寄せ植え、ハンギングと、幅広い形で楽しむことができます。
生長は比較的ゆっくりで、育てやすく初心者にもオススメです。

学名：Origanum 'dictamnus'
タイプ：シソ科ハナハッカ属(オリガヌム属) 耐寒性半常緑多年草
原産地：ギリシャ、クレタ島
別名：花オレガノ、ディクタムヌス、ディタニーオブクリート
開花時期：6～8月
草丈：約30cm
耐寒性：やや強い
耐暑性：普通

【育て方】

■日当たり・置き場所
日当たりと風通しのよい場所を好みますが、高温多湿にやや弱いので、真夏は風通しのよい半日陰に移します。
真夏以外に日陰に置くと、苞がピンク色に色づかず、緑色になります。
ハンギングバスケットにすると風通しがよくなるので、夏越しがしやすくなります。

■用土
水はけがよく、通気性のある土が適しています。
市販の山野草用培養土を用いるか、草花用培養土にパーライトか軽石を2～3割加えて用いましょう。

■水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷり与えます。
地植えの場合は、根付いたら基本的に必要ありません。雨が降らない日が続いたら水やりをしましょう。
過湿を嫌いますので、土の表面が乾く前に頻繁に水やりをすると根腐れします。

■肥料
肥料は控えめで良いです。
春に緩効性化成肥料を置き肥するか、成長期にかけて液体肥料を施します。
肥料の施しすぎは禁物で、規定量の半分くらいを施します。

■病害虫
春先にアブラムシが発生することがあり、見つけしだい駆除します。
風通しをよくするとともに、チッ素肥料を控えて、発生を予防しましょう。

■植え替え
適期は、4月～5月、9月～10月です。
目安は2年に1回ですが、用土の水はけが悪くなったら植え替えましょう。

■切り戻し
花が一段落したころに行います。
他種よりも生長が遅いので、切り戻しは軽めに行ってください。
ケントビューティなどと違い、枝から新芽が出ますので、少し長めに残して剪定してください。

【お読みください】
植物には個体差があり、お届け時には掲載画像と異なったイメージになる場合が御座います。
背丈・株張りなどは出荷タイミングや季節などで、小さくなったり大きくなったりします。
植物の状態を確認し、生育に問題が無い事を確認して出荷しております。ご了承ください。

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